年に一回の特別な日

とびっきりの特別がキミから欲しい

















いモノねだり















体育館から校門までの道のりをトボトボ歩く。
グーグーとお腹の虫が鳴り止まない。
今日に限ってお菓子が全部底をついてしまった。





「もうやだ。だるいし、お腹空いたし」





お腹から耳障りな音が聞こえる。
頭にガンガンと響く。





「もううるさいし。少し黙ってよ」





その場にしゃがむ。
歩くのめんどくさくなってきたし、うるさいし、お腹空いたし。
イライラする。





「何やってんの?」





後ろから声をかけられて頭だけ後ろを見る。





「あ、ちん」





俺の横まで来ると一緒になってしゃがんだ。
同時にふわっと良い匂いがした。





「甘い匂いがする」

「あぁ、アメ食べてるからじゃない?」





アメという単語を聞いて、腹の虫がわめき立てる。
ヨダレが出てきそうになるのを必死に押さえた。





「・・・食べる?」





俺の様子に気付いたのかちんが苦笑を浮かべながら袋を渡してくる。
無言で受け取ると袋の中を物色する。





ちん食べてるの、何味?」

「イチゴ」





同じのが欲しくて一生懸命探す。
けど、見つからない。





「イチゴない」

「他のでもイイよ?」

ちんと同じのがいい」

「ないものは無理だよ」





またちんが苦笑する。
そう、ないものはどう頑張ったって無理。





「やだ。イチゴがいい」

「じゃあ、イチゴ明日あげるから。今日は他のどうぞ」

「やだ。今日欲しい」

「だから、無理だって」

「やだ。今日欲しい。今欲しい」





駄々をこねてるのは分かってる。
困らせてるってのも分かってる。
けど、今度じゃ嫌だ。





「だって、俺、誕生日だもん」





ちんを引き寄せてキスをする。
深く口づけて、口の中からアメを奪う。
甘いイチゴの香りが口の中いっぱいに広がった。





「うん、やっぱイチゴがおいしい〜」





唇を離して笑う。
ちんは目をパチパチさせてる。
状況がよく分かっていないみたい。
そんなちんにお構いなしに、俺は手を握る。
立つと同時に、手を引っ張ってちんも立たせる。
ちん、帰るよ〜」と歩き出す。
手を握ったまま。








ないものはしょうがない。
けど、目の前に欲しいモノがあるなら、
奪うだけ。
たとえわがままでも、
ちょっと強引でも、
手に入れたい。
だって、欲しいモノは欲しいし。
それに、今日ぐらい欲しいモノもらったって、いいじゃん?
文句とか言わせないし。







−−−−−−−アトガキ−−−−−−−−−−−−−−−−−−

とりあえず、すみません。。。
むっ君迷走しててすみません。。。
口調むずい。。。掴めない。。。分かんない。。。
土下座しときますんで、許して下さい←

むっ君ハピバってことで書きました。
前々から上がっていたネタをやっとこさ書いた感じなんですが・・・
どこに行きたかったのか分かりません←
とりあえず、すみません←

むっ君書くと、だいたいがお菓子ネタというwww
むっ君=お菓子のイメージが抜けないwww

こんなんでごめんね、むっ君。。。
何はともあれ、おめでとう♪


それでは、ココまで読んでいただきありがとうございました。


12.10.09





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