ソファで気持ちよさそうに寝ているキミに

少しイタズラがしてみたくなったんです















とひなたぼっこ















目の前には規則正しい寝息を立てて寝ている敦。

こんな近くに私がいても気付かないぐらい熟睡している。

小さなソファに大きな敦。

ちょっと体を丸めて寝ている姿が猫みたい。







スッと立ち上がり、洗面所からゴムを持ってくる。

小さな赤いさくらんぼのついたゴム。

よく幼稚園児がつけているような可愛いゴム。

それで顔にかかっている前髪を結わえる。

邪魔なものがなくなっておかげで敦の顔がしっかり見えるようになった。

髪型とゴムのせいか、大きな幼稚園児に見える。









可愛いな、と私は微笑んで、起こさないように静かに立ち上がる。

その場を離れようと背を向けると、急に後ろから強い力で引っ張られた。

私はバランスを崩して後ろに倒れる。

優しい衝撃が私を包む。

気付けば、敦の腕の中にいて。

後ろから抱きしめられていた。








「・・・いつから起きてました?」

が俺の顔ジーッと見てた辺りから」

「・・・始めっからじゃないですか・・・」








私は小さくため息をつく。

ずっと寝てると思いきや、まさか狸寝入りだったとは。








「俺にイタズラするとか、度胸あるよね〜。、覚悟はいい?」


敦が起きたら絶対にお返しとか言ってやってきそうだとは予想していた。

けど、あまりに早くバレてしまったからまだ心の準備が出来ていない。

敦が納得するような言い訳を考えていると、私を抱きしめる力が強くなる。







「イタズラした罰として、俺がもう一眠りするまでここにいること〜」






眠そうな声で敦が言う。

私は一瞬キョトンとしたけれど、すぐにクスクスと笑った。

今は本当に眠いみたい。

相当疲れてるんだな。








「分かりました。おやすみなさい、敦」






私の言葉を聞いたのか聞いてないのか分からないぐらい、

すぐに規則正しい寝息が聞こえてくる。

寝付き早いな〜、と私はもう一度クスクス笑った。








窓から心地よい日差しが差し込んでくる。

私を抱きしめて眠っている大きな猫はおそらく2〜3時間は起きないだろう。

それなら、とわたしもゆっくり目を閉じる。

たまには猫の気分を味わうのも悪くないかな。







−−−−−−−アトガキ−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

むっ君は猫っぽいな〜。
ひなたぼっことかしてそうだな〜。
でも、直射日光とかダメそう(笑)

2回目挑戦、むっ君です!!!!
自分でもビックリですが、むっ君書いてなさすぎ(笑)
天使すぎて&掴めなさすぎて、なかなか書けない。
大好きなんですけどね!!!!むっ君!!!!

可愛いむっ君を目指して書いたんですが、
どうですか!?
可愛くなってますか!?
そこが一番心配です・・・。


それでは、ココまで読んでいただきありがとうございました。


12.09.19





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